
登別グランドホテル(北海道登別温泉)は、「温泉とサウナのW主役」をテーマに、露天エリアや室内サウナ施設の改修工事を実施している。同事業の第4弾となる「熊サウナ」がこのほど完成し、19日に開業した。
人気観光地「のぼりべつクマ牧場」があり、同館が位置する登別温泉町は熊と縁深い。今回新設した熊サウナは、「熊が冬眠する穴倉」がテーマ。サウナ室内には熊のレリーフを置き、北海道産の「水出し熊笹茶」と、鉄鍋やサウナストーンを用いたセルフロウリュを可能にした。天井には松ぼっくりパネルを施し、壁面にはアースカラーを採用するなど、「自分だけの穴倉にいるような安心感」を醸し出す内装づくりにも注力した。室内温度は80度の中温設定。利用者は「セルフロウリュでウェット&マイルドぬくぬくサウナ」体験ができる。
110度の高温が特徴的な「鬼サウナ」、地元のクスリサンベツ川を想起させる「清流サウナ」、今月8日に開業した「巨大樽(たる)水風呂」と同様に、今回の熊サウナも、サウナ施設のプロデュースを手掛ける実業家・松尾大氏(ととのえ親方)のプロデュース。同館取締役の栗林広行氏は「現在、実際にサウナ目的で登別に来てくださったお客さまが、温泉、食事、観光も楽しんだという声が何よりうれしい。当ホテルのサウナプロジェクトは『鬼サウナ』『清流サウナ』『樽水風呂』『熊サウナ』の全4弾で進めてきたが、その全てにととのえ親方の発想力、サウナへのこだわりが結実し、登別の大自然の魅力を体現し楽しめる施設となった」と述べ、手ごたえを感じている。
同館の公式ホームページはhttps://www.nobogura.co.jp