日本旅行業協会(JATA、正会員1160社)は20日、2016年度定時総会を東京で開催。田川博己会長は、「これからは企画力、あっせん力、添乗力の三つを生かして、海外旅行の需要創造、国内の地方創生、訪日旅行の仕組みづくり、安全な旅の実現など『価値創造産業』を目指すための制度づくりや運動にまい進していきたい」と決意表明を行った。
議事では、15年度事業・収支決算を報告したほか、16年度事業計画・収支予算書を示した。16年度事業は「海外旅行の復活を目指す」や「国内旅行市場活性化、安心安全の旅の確立、提言、東北復興支援活動の継続」「訪日旅行における次のステージへ向けた提言」「国際ツーリズムでのリーダーシップ強化」「『ツーリズムEXPOジャパン』を中核事業に位置付け」「優秀な人材獲得と育成」「安心安全の旅の提供」の七つを事業骨子とする。
役員改選も行い、田川会長らを再選。中村達朗理事長に代わる新理事長に前新関西国際空港常務取締役の志村格氏を選任した。
新任は、理事がエヌオーイー社長の影山克明、名鉄観光サービス社長の日紫喜俊久の2氏、運営役員が郵船トラベル社長の磯村克生、ANAセールス社長の今西一之、読売旅行社長の川島紳明、日新航空サービス社長の坂口法久、シイ.エイ.エヌ.社長の勅使河原晃子、DeNAトラベル社長の中野正治、日本橋トラベラーズクラブ社長の西山徹、フィンコーポレーション社長の美甘小竹の8氏となっている。