環境省は2月20日、第19回エコツーリズム大賞の受賞案件9件を発表した。大賞には、高知県黒潮町でエコツーリズムに連携して取り組んでいるNPO砂浜美術館、大方遊漁船主会、黒潮町観光ネットワークを選んだ。
日本エコツーリズム協会との共催。今回は20件の応募があり、有識者などによる審査で、大賞1件、優秀賞2件、特別賞4件、パートナーシップ賞2件が決定した。
大賞は、長さ約4キロの砂浜を「美術館」と捉え、エコツアー、アートイベント、環境教育プログラム、防災学習プログラム、ホエールウオッチングなどを開催している黒潮町でのエコツーリズムの取り組み。ツアーの企画実施、地域のコーディネートによる観光振興、エコツーリズムの推進に3者一体で取り組んでいる。
黒潮町での取り組みについて講評では「ホエールウオッチングでは地域ガイドによる解説を実施し、学術機関と連携した調査研究や自主ルールの設定も行った。近年は、防災学習プログラムにも力を入れ、地域が主体となったエコツーリズムの推進と地域づくり、来訪者への高付加価値な体験の提供に連携して取り組んでいる」と高く評価した。
大賞以外の受賞団体は次の通り。
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