環境省は、2022年度予算案に国立公園の誘客促進や温泉地の保護利用の関連施策を盛り込んでいる。世界水準の「ナショナルパーク」の実現を目指す国立公園満喫プロジェクト等推進事業には130億2千万円、地熱開発に伴う温泉事業者の不安を払拭(ふっしょく)する地域共生型地熱利活用に向けた方策等検討事業には2億5千万円を計上した。
国立公園満喫プロジェクト等推進事業は、国際観光旅客税を活用した事業。ワーケーションなど新たな利用形態を含めて国内利用客の早期回復を目指すほか、インバウンドの段階的な回復に備える。利用拠点の整備、滞在型コンテンツの創出、多言語解説などを推進する。
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