環境省は生物多様性保全推進交付金(エコツーリズム地域活性化支援事業)について、2020年度は8団体の事業を採択した。交付対象期間は来年2月末までで、活動経費の一部(国費2分の1以内)を支援する。
交付金は、エコツーリズムの推進に取り組む地域協議会が策定する全体構想やエコツアープログラム作り、ガイドなど人材育成の活動を支援するもので、20年度は軽井沢町エコツーリズム推進協議会(長野県)や岐阜県中部山岳国立公園活性化推進協議会、竹富町西表島エコツーリズム推進協議会(沖縄県)など8件を採択した。
西表島はフィールドの過剰利用、自然環境の劣化が懸念されており、推進協議会では特定自然観光資源の指定の検討、全体構想の作成と認定申請を実施するとしている。