環境省、エコツーシンポを開催


活動内容を発表するホールアース自然学校

活動内容を発表するホールアース自然学校

 環境省は1月29~30日、06年度エコツーリズムシンポジウムを東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで開いた。エコツーリズム大賞の表彰式のほか、モデル事業に取り組む自治体や実践者からの事例発表、環境・資源保全やエコツアーの流通促進をテーマにした分科会などがあった。開会式で環境省の冨岡悟自然環境局長は「地域の自然環境や文化資源を保全・活用するエコツーリズムは、これからのツーリズムの大きな流れになる」と強調した。

 今年度のエコツーリズム大賞を受賞したのはホールアース自然学校(静岡県芝川町、広瀬敏通代表)。82年に自然体験活動を提供する自然学校としてスタート。富士山本校と国内4カ所を活動拠点に、自然体験型の環境教育を推進。エコツアーの実施、ガイドなどの人材育成、地域振興支援などの事業を展開している。

 広瀬代表は表彰式で活動内容を紹介し、「エコツーリズムの実践には、多様な自然環境が必要というより、多様な魅力の引き出し方が必要だ」と語り、地域再生への活用、インバウンドを念頭にした海外への情報発信の充実を訴えた。今後の課題には、エコツーリズムを通じた環境管理手法の開発と普及を挙げた。

 1日目は、環境省の3カ年のモデル事業を導入し、最終年度を迎えた13地区が事例発表し、パネルディスカッションを行った。2日目は6つの分科会のほか、作家の加藤則芳氏が「自然を楽しむ人、支える人~アパラチアン・トレイルを歩いて」、財団法人日本交通公社の寺崎竜雄主任研究員が「地域資源の持続的な活用に向けた諸課題」と題して講演した。

活動内容を発表するホールアース自然学校
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