
JCCBの通常総会
日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB、猪口邦子会長、会員数123団体)は6月17日、2019年度通常総会を東京・新宿の京王プラザホテルで開いた。73団体・134人が出席した。
2年に1度の役員改選で、猪口邦子会長(上智大学名誉教授、参議院議員)、登誠一郎副会長(JCCB)、近浪弘武副会長(日本コンベンションサービス社長)、小堀守理事兼事務局長(JNTO参与)は再任。赤塚稔副会長(ちば国際コンベンションビューロー)が退任し、佐藤忠信氏(ちば国際コンベンションビューロー代表理事)が新たに副会長に就いた。
猪口会長はあいさつの中で「日本における国際会議はさまざまな形で大きな発展を遂げている。6月28、29日に大阪で開かれるG20サミットは、わが国の史上で最大の首脳会議となるだろう」と述べた。その上で「日本の国際会議開催数は、現在アジアで首位、世界で7位だが、JCCBが設立された1995年は50位以下だった」と語り、MICEのビジネス環境の拡大、発展を強調した。
来賓として出席した観光庁の井上学参事官(MICE担当)は「G20の後、今秋にラグビーワールドカップ、来年に東京五輪、2021年にはワールドマスターズゲームズ関西、2025年には大阪万博と大型イベントが目白押しで、MICE業界にとってはチャンス到来と言ってよいのではないか」と祝辞を述べた。
19年度事業計画では、JCCBがJNTOと毎年共催し、開催しているMICEの商談ネットワーキングイベント「国際MICEエキスポ(IME)」を20年2月26日に東京国際フォーラムで開くことを決定。企画運営の外部委託を今年度から3年程度の複数年契約にすることとした。ウェブサイトなどで切れ目なく通年のPRを行うためには、複数年契約が有効と判断した。
また、これまで全国各地の持ち回りで年に2回開催していた「コンベンションビューロー部会」の開催地について、年に1回は地区ブロックの持ち回り、もう1回は原則首都圏に変更した。出席率の向上を図るため、昨年試験導入した仕組みを正式に採用した。
JCCBの通常総会