静岡県熱海市、宮崎県日南市、長崎県雲仙市は12、13日、初夏に咲くジャカランダを紹介するイベント「ジャカランダ3市合同キャンペーン」を東京都新宿区の新宿みやざき館KONNEで開催した。3市のジャカランダや観光PR、抽選会などを行った。
熱海市、日南市、雲仙市は、2001年から3市でジャカランダを観光資源として活用し、情報交換や交流を行う「ジャカランダサミット」を毎年開催している。今年は、ジャカランダを活用した取り組みを大都市の人に知ってもらおうと、初めて東京で3市合同によるプロモーションを実施した。各市の観光レディによる観光PRや名産品が当たる抽選会などを実施した。
ジャカランダは、南米原産でノウゼンカズラ科の花木で和名は紫雲木(しうんぼく)。花は青紫色で、形はラッパ状。大きなものは樹高30メートルとなり、ホウオウボク、カエンボクと並んで「世界三大花木」の一つに数えられる。花言葉は「栄誉」「栄光」。
イベントに駆け付けた熱海市の齊藤栄市長は「熱海市では、『ATAMIジャカランダフェスティバル2018』を6月9日から24日に開催する。14年に海岸沿いに完成した『ジャカランダ遊歩道』のライトアップや地元のスイーツの販売などを行う。しあわせのブーケのような青紫の花を見てほしい」とジャカランダの魅力をPR。また、夏に向けた観光について「例年夏は海水浴や装飾山車、みこしが歩く『こがし祭り』でにぎわう。今年は伊豆半島が世界ジオパークに認定され、熱海から30分で行ける南国雰囲気満載の『初島』や名勝『錦ヶ浦』にもぜひ訪れてほしい」と来訪を呼び掛けた。