
一般財団法人の熊本国際観光コンベンション協会(吉丸良治代表理事)は11月28日、東京都港区の品川フロントビルで、「くまもと観光説明会」を開き、旅行会社やマスコミ関係者に熊本の状況や新しい観光素材をPRした。説明会はこれまで年1回のペースで開催していたが、新型コロナウイルスの影響で中止が続き、2018年以来5年ぶりの開催となった。
主催者を代表してあいさつした同協会の甲斐嗣敏専務理事=写真=は、「入込客数や宿泊客数はほぼコロナ前の水準に戻りつつある。9月には熊本と台北を結ぶ定期便の運航が始まった。台湾積体電路製造(TSMC)の進出もあって、台湾を中心にインバウンドも増えている」などと述べた上で、商品造成や送客、情報発信を呼び掛けた。
熊本空港ではコロナ禍で運休していた国際線の復活や新規就航が相次いでおり、観光客やビジネス客の増加が期待されている。
台北線には9月1日にスターラックス航空、18日にチャイナエアラインが新規就航。TSMCが進出する中、両都市間の交通の利便性が高まった。これに先立つ1月には韓国のティーウェイ航空がソウルと結ぶ定期便の運航を再開した。
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