今年4月に大規模な火災の被害を受けたノートルダム大聖堂(フランス・パリ)再建のための募金を実施していた熊本県は7月25日、東京・広尾の在日フランス大使館で募金贈呈式を行った。
県は県国際協会と連携し、4月23日から7月23日まで募金を実施。県によると、約360万円が集まった。
贈呈式には蒲島郁夫知事、県の営業部長兼しあわせ部長のくまモン、ローラン・ピック大使、フレデリック・マゼンク仏観光開発機構在日代表が出席した。
蒲島知事は3年前の熊本地震で被災した熊本城と大聖堂の姿を重ね合わせ、「県民の中にも悲しみに暮れるフランスの皆さんに思いをはせる人が多い」と述べた。
これに対しピック大使は、9月から始まるラグビーW杯日本大会などの国際スポーツイベントを機に来日するフランス国民に熊本城を訪問するよう勧める意向を示した上で、くまモンに「復興工事が終了した大聖堂にもぜひ来てほしい」と訪仏を呼び掛けた。
目録を手にする蒲島知事(中央右)とピック大使(中央左)