源泉湯宿を守る会(平野富雄会長、47会員)は13、14日の両日、岐阜県高山市の福地温泉で源泉見学会を開いた。会員宿の経営者ら15人が参加し、源泉の管理や利用方法などについて学んだ。
見学会では会場となった会員旅館「元湯孫九郎」の温泉の使い方や温泉情報の公開の仕方などについての説明のほか、同温泉が利用する共同源泉の見学なども行った。
また平野会長が環境省の実施する「可燃性天然ガス等安全対策検討会」の内容や、天然ガスの性質とその取り扱いについて講演を行った。資源である温泉を枯渇させないための管理についても説き「地図に源泉の位置や成分、湧出量などを書き入れ、長期的な視点に立って管理することが必要だ」と話した。
源泉見学会は今回で5回目。同会では年に2回会員宿などで見学会を行い、会員同士の情報交換などを行っている。
同会では今後も会員旅館の募集を行うほか、11月をめどにホームページを立ち上げ、会の活動の紹介などを積極的に進めていく。