
12月6日にオープンした「湯けむり横丁」
福井県あわら市や芦原温泉旅館協同組合、観光協会など5団体で結成する「あわら湯けむり創生塾」(前田健二代表)は、地産地消の食を通じて地域の活性化を図ろうと、あわら温泉屋台村「湯けむり横丁」を温泉街の一画に開設した。オープンの12月6日以降、来場者の反応は良く、にぎわいをみせている。
屋台村には、あわら産のそば粉だけを使った手打ちそば屋、福井の海で獲れた新鮮な魚介と干物をメーンにした居酒屋など5店舗がオープン。1月中には、30種類以上の福井の地酒をそろえた日本酒のショットバーも出店する予定。
あわら市観光商工課の岡崎東風恵さんは「湯けむり横丁には、あわら温泉に宿泊したお客さまの多くが来場してくれている」と手ごたえを語る。
屋台村は、福井県の地域ブランド創造活動推進事業の補助を受けて整備。08年春から夏にかけては第2期工事を実施し、屋台村を拡張する。これに併せて、屋台の第2次出店者を募集中。「最終的には出店数を10店舗まで増やしたい」(市観光商工課)。
屋台村を開設した創生塾は、温泉街の観光振興を軸に、農業をはじめ他の産業への経済効果の波及を図り、市の活性化を取り戻そうとする「あわら湯けむり創生プロジェクト」を推進している。

12月6日にオープンした「湯けむり横丁」