
帝国データバンクによると、温泉旅館運営のGF(福島県いわき市)は、6月14日に福島地裁いわき支部から特別清算開始命令を受けた。
同社は、1695年(元禄8年)以来の里見家の家業(旅館)を、1955年(昭和30年)5月に営業規模拡大に伴い親族の資本参加を得て「古瀧」として法人改組したもの。いわき市湯本で温泉旅館の元禄彩雅宿「古滝屋」1店舗を運営しており、源泉掛け流しの五つの温泉と、福島県産を中心とした米や野菜、地元で飼育されたブランド豚、太平洋沖から直送された海の幸等を取り入れた料理が好評で、ピーク時の97年12月期には年収入高約13億3800万円を計上していた。
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