春の行楽シーズンを前に、日本温泉協会は2月27日から4日間、JR新宿駅の西口広場イベントコーナーで、「旅と温泉展」を開いた。
51回目となる今回は体感コーナー「源泉体験」を設け、温泉地から直送された源泉の湯を保温容器で展示した=写真。直に触れてもらうことで温泉の肌触りやぬくもり、香りを感じてもらう試み。
新宿に買い物に来たという夫婦は「やっぱり温泉はいいね。不況で暗い話題ばかりだが、温泉に入って嫌なことは忘れたいね」とニッコリ。
イベントステージでは各地の温泉地や観光協会などが日替わりで抽選会やクイズ、ゲームなどを通じて来場者に“わが温泉”をアピールした。パンフレットを見ていた中年男性は「本当にいろんな温泉がある。個人的には秘湯に行ってみたい」と話していた。
同展を新宿で開くのは昨年に続いて2度目。初日は都内でも雪が降ったため地下に流れる人が多く、「おかげで多くの来場者があった」と言う。