
会見する長谷部区長
東京都渋谷区(長谷部健区長)と渋谷区観光協会(金山淳吾理事長)は1月27日、「2020年デジタル観光戦略」を発表した。グーグルから技術協力を受け、東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた観光のデジタル化、多言語化を推進する。
区内各所にポスターやステッカーなどを掲出。2次元バーコードから「渋谷の観光名所」「手荷物預かり所」「お寿司(すし)屋さん」などを多言語で案内する。
また、有人観光案内所にはグーグルアシスタント搭載のスマートディスプレイを設置。リアルタイム通訳が可能なビジネス向けの通訳モード機能を活用した多言語対応を行う。
多言語通訳機は、渋谷マークシティ内の「クリエーションスクエアしぶや」、「青ガエル観光案内所」、渋谷フクラス1階の観光支援施設「shibuya―san」の3カ所に同日設置。オリパラ会期中は、渋谷駅前だけでなく、外国人観光客の多い店舗など区内各地に配置する。
渋谷区の長谷部区長は区役所で同日開いた会見で「渋谷駅周辺などでオーバーツーリズムの問題が出ているが、民間の力も借りて、街の課題を解決していきたい」と語った。
会見する長谷部区長
有人観光案内所に設置した多言語通訳機