淡路島観光協会(木下学会長)は6月25日、神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ(神戸市)で、旬を迎えた淡路島産のハモをはじめとする名産品や見どころを報道関係者らに紹介するイベント「2024淡路島はもキャンペーン」を開いた。旬のハモを使った郷土料理「はもすき」などを紹介したほか、淡路島ならではの本物体験などを紹介した。
イベントの冒頭あいさつした木下会長=写真=は、コロナ禍を経て、本物を味わってもらう、体験してもらうことに注力していることに言及。「本物の体験は、首都圏やインバウンドのお客さまにも刺さるコンテンツだ。関西のお客さまには『淡路はレベルが上がったな』と言われるよう毎年バージョンアップしている」と力を込めた上で、「ハモをはじめ、食や見どころ満載の夏の淡路島に力強いご支援を」と呼びかけた。
次いで淡路島の観光トピックについて説明した同協会の高木俊光CMOは、「食と本物体験の島」としての淡路島のコンテンツなどを紹介。京都、大阪から1時間30分ほどで来られる淡路島を、東京近郊でインバウンドに人気の日光や箱根、河口湖を例に挙げながら「大阪、京都のアーバンリゾート」として、インバウンドにもアピールできると強調した。
コンテンツとしては、名産の玉ねぎが丸ごと入った、オリジナルのスープ缶詰づくり体験や7~9月限定開催の世界初・海ホタルショー、世界唯一の「サル文字」が見られる、淡路島モンキーパークなどを紹介したほか、体験コンテンツをホームページから検索予約できることなどを説明した。
またAWAJI島博についても紹介。「いのち輝く 国生みの島」をテーマに来年3月20日~10月13日に開催し、大阪・関西万博を契機に淡路島への誘客を図るもの。豊かな自然や地場産業、歴史文化や食などに関わる体験コンテンツやイベントを行う。
イベントではこのほか、本物体験コンテンツにもなっている、鬼瓦の製作実演が行われたほか、ハモの骨切りの実演や体験、旬のハモと玉ねぎを煮込み、締めに名産のそうめんを楽しむ「はもすき」の振る舞いなどが行われた。