涼しさ生かし転泊推進 ひがし北海道自然美への道DMO、東京で観光説明会


 ひがし北海道自然美への道DMO(上野洋司代表理事)は4月24日、釧路、網走、帯広など北海道の東エリアの観光素材を紹介する説明会「ひがし北海道観光素材説明会」=写真=を東京・品川の品川プリンスホテルで開催した。首都圏の旅行会社に、「涼しいひがし北海道」をテーマに、都心部よりも約10度涼しい北海道で楽しむ旅行をPRした。

 説明会では野竹鉄蔵専務理事がDMOの特徴を説明。特徴として、(1)日本で一番広い連携DMO(連携なのに九州7県分の広さ)(2)日本で1、2の財務の厳しいDMO(100%会費と自主財源で運営)(3)日本で一番社員一人当たりの扱い面積が大きいDMO(過酷な移動時間)(4)日本で珍しい交通結節を主眼においたDMO(交通過疎化、コンテンツがいいだけではたどり着けない地域)(5)日本で一番人口密度が低い地域のDMO(人材不足を地で行く)(6)日本で一番動物人口が多い地域のDMO(クマ、ワシなどもさることながら、鹿、牛も尋常でないぐらいいる)―の六つを挙げた。「日本一とんでもない地域のDMOだが、可能性には満ちたDMOだ」と野竹専務理事は可能性を語った。

 観光説明会では、新たな宿泊スタイル「転泊」を紹介。これまでの滞在型と異なり、広大なエリアを生かした地域をめぐりながら旅する新たな旅行スタイルだ。地域では、主要箇所を結ぶ2次交通「ひがし北海道エクスプレスバス」を主な交通手段として推奨し、各地拠点発着の周遊バスネットワークを張り巡らせ、転泊を可能にしている。

 商談会では、ひがし北海道の観光関係者が新たな観光素材を旅行会社にPR。幣舞橋通年ライトアップ(釧路)、春カニ合戦イベントや流氷観光砕氷船(網走)、苔の森散歩や星空観賞の「然別湖」(帯広)、新たなアイヌ文化を伝える「阿寒湖アイヌシアターイコロ」(別海)、ノースフェイス直営店がオープン(知床斜里)などを紹介した。

 
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