消費電力を監視し電気代削減 Fujitakaの空調省エネシステム


デマンドコントローラー

 喫煙ブース「SMOKE POINT(スモークポイント)」などのFujitaka(フジタカコーポレーション、京都市)は、「デマンドコントロール」による空調の省エネシステム「Esco―α(エスコアルファ)」を提案している。デマンドコントロールとは、消費電力を監視、制御することにより電気代の削減を行う取り組みを指す。

 Esco―αは、個別対応型の省エネ制御装置。業務用エアコン、冷凍庫・冷蔵庫の稼働状況を監視し、最適なタイミングで省エネ制御する。そのため、環境の変化を起こさず、施設の快適性を維持しながら、消費電力を削減。省エネを実現する。

 具体的には、エアコン、冷凍庫などのコンプレッサーにEsco―αの子機を1台ずつ設置し、個々の使用状況に合わせて制御率の設定を行い、消費電力を削減する。Fujitakaによると、消費電力を約10~15%削減できるとしている。

 また、電力会社と結んでいる契約電力の低減申請が可能になるメリットもある。省エネ制御装置を設置した翌月以降に、電気代の「基本料金」が削減可能という。

 Esco―α親機の内部に、消費電力、制御電力、稼働時間状況、使用電力量状況のデータを最新の540日間記録できる。このため省エネの「見える化」が可能となり、省エネ法対策に加え、報告書作成なども簡単にできるようになる。

 Esco―αを導入した全339室のビジネスホテルでは、年間約120万円の電気料金を削減できたという。「Esco―αはコンパクトながら空調機に設置するだけで、消費電力を確実に削減できる」とアピールしている。

デマンドコントローラー

株式会社Fujitaka


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