総務省はこのほど、家計調査報告の10月分を公表した。同月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり29万396円で、前年同月比で実質0.3%減と、2カ月連続で減少した。10の費目別では6費目が減少した。
教養娯楽は同0.2%減の2万8053円と、9カ月連続で減少。国内パック旅行費、外国パック旅行費などの「教養娯楽サービス」が減少した。
交通・通信は同3.5%増の4万3161円と、2カ月ぶりに増加。航空運賃、鉄道運賃などの「交通」が増加した。
このほか増加は家具・家事用品、保健医療、教育の各費目。減少は食料、住居、光熱・水道、被服および履物、その他の各費目。
同月の2人以上世帯のうち、勤労者世帯の実収入は1世帯当たり51万5729円で、前年同月比で実質2.9%減と、4カ月連続で減少した。