JTB総合研究所は、アンケートとインタビューによる「海外旅行の費用やコロナ前後の変化に関する意識調査」の結果をまとめた。海外旅行者数のコロナ禍からの回復率が7割程度にとどまる中、海外旅行に出掛けた人に費用などに関する本音を聞いている。
◆ ◆
円安が進んだ2023年以降に観光を目的とした海外旅行に出掛けた人221人を対象にしたインターネット調査と、チャット形式での22人を対象としたインタビュー調査の結果をまとめた。調査時期は24年9月26日~10月2日。
23年以降に海外旅行をした人に対し、海外旅行の費用をどのように感じたかを聞いた。「高かったが、想像の範囲内」が42.5%、「思った以上に高かった」が37.6%だった。「思っていたほどは高くなかった」は15.4%、「高いとは感じなかった」は4.1%。ある程度の高さは覚悟して海外旅行に出掛けた人が多いとみられる。
海外旅行は費用が高いので、「もう行きたくない」のか、「それでもまた行きたい」のか、どちらかを聞いた。結果としては、「今と同じくらい費用がかかってもまた行きたい」が64.7%。一方で、「今と同じくらい費用がかかるなら、来年ではなく数年後でもよい」が25.8%となった。
会員向け記事です。