臨時国会が4日招集され、安倍晋三首相が所信表明演説を行った。観光施策では、地方を訪れる外国人観光客の増加に触れ、中小・小規模事業者のキャッシュレス決済を推進することで、インバウンド消費を拡大する考えを示した。
所信表明演説のうち観光関連部分は次の通り。
「地方への外国人観光客は、この6年で4倍を超えました。観光は、地方の新たな活力です。地方でも商業地の地価が28年ぶりに上昇に転じるなど、地方経済に活気が生まれています。
海外で急速にキャッシュレス決済が普及する中、日本を訪れる外国人観光客の7割が、キャッシュレスがあればもっとお金を多く使ったと回答しています。大胆なポイント還元により、キャッシュレス化を進め、インバウンド消費の拡大を通じて、全国の中小・小規模事業者の皆さんの成長へとつなげます」