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(左から)小林柳津町長、石橋政務官、池田坂井市長
国土交通相、文部科学相、農林水産相は3月18日、「歴史まちづくり法」に基づき、福島県柳津町、福井県坂井市がそれぞれ策定した歴史まちづくり計画を認定するとともに認定式を開催した。今回の認定により認定都市数は95都市となった。
歴史まちづくり計画は歴史的風致の維持及び向上をはかるためのもの。今回新たに計画を認定された福島県柳津町は、重要文化財「奥之院弁天堂」でのおこもり、「福満虚空蔵菩薩圓藏寺」で行われる七日堂裸詣りをはじめとした伝統行事がある地域。また、西山地域では2月の藁人形を使った行事「ニンギョウマンギョウ」や御神木を燃やす秋の厄除け行事「センドムシ」などの伝統的な活動や行事が残っており、軽井沢銀山や西山温泉といった豊富な地下資源と一体となった歴史的風致が形成されている。計画では、町内に残る歴史的建造物の保存・活用事業、道路の美装化、歴史文化を活かした地域活性化事業、景観形成事業、人材育成事業等を実施する。
![柳津町の七日堂裸詣り](https://i2.wp.com/www.kankokeizai.com/wp-content/uploads/001730443.jpg?resize=600%2C362&ssl=1)
柳津町の七日堂裸詣り
福井県坂井市は福井県として初めて歴史まちづくり計画が認定された都市。市内全域に点在する継体天皇ゆかりの神社で行われる祭礼や、重要文化財で現存12天守の一つ・「丸岡城」を中心に旧町全域で行われる「丸岡古城まつり」、重要文化財「坪川家住宅」のある竹田地区の信仰と祭り、県の無形民俗文化財である神事「表児米」や北国街道に沿って行われる「舟寄踊り」、三国神社の例大祭「三国祭」等、地域特有の個性が織りなす6つの歴史的風致が形成されている。計画では、市内に残る歴史的建造物の保存活用に関する事業や、歴史的な町並み環境の整備等、15の事業を位置付けている。
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