楽天トラベル、R-withで事前カード決済開始


 楽天トラベルは、宿泊施設向けに提供中の自社サイト向け予約システム「R—with(アール・ウィズ)」で、事前カード決済サービスを8月1日から始める。VISA、マスター、JCB、アメックス、ダイナースの5ブランドに対応。カード料率は4%とした。これにより利用客は宿泊日の90日前から、宿の自社サイトで事前カード決済での予約が可能となる。

 R—withは、宿泊施設の自社ホームページにインターネットの宿泊予約機能を付加するサービス。宿は、自社サイトと楽天トラベルでの販売客室在庫を共有し、一元管理することができる。各種の予約サイトコントローラにも対応する。

 R—withは08年4月に、初期費用を無料、月額利用料を宿泊実績額の2%に設定し、宿泊施設への提供を開始。09年3月には初期費用と月額利用料をともに無料化した。現在の利用施設数は7千軒におよぶ。

 新たに導入する事前カード決済サービスでは、初期費用を5万円、月額費用を(1)「包括加盟代理契約モデル」5千円(2)「加盟店契約モデル」1万円の2種類に設定した。カード料率は(1)の場合が4%、(2)の場合が各宿泊施設と各カード会社等との契約料率となる。データ処理費用は別途加算される。導入する宿泊施設は、(1)楽天カードが決済業務とカード加盟店契約を一括で受託する包括加盟代理契約モデル(2)楽天カードが決済業務のみを受託する加盟店契約モデル──の2種類の契約モデルのいずれかを選択する。

 現在のR—withユーザー7千軒に導入を呼びかけ、その後楽天トラベルの全契約施設2万7千軒への拡大を目指す。事前カード決済サービスの利用を希望しない宿は、引き続き無料でR—withを使用できる。

 楽天トラベルは、オンラインカード決済の内容変更を4月に実施。従来の「事前カード決済」に加えて「事後カード決済」を導入し、決済手数料は2%に設定している。一方、今回のR—with事前カード決済のカード料率は2倍の4%だ。同社は「R—withの事前カード決済サービスは、グループ会社である楽天カードの協力で実施するため」と説明している。

 
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