楽天トラベル、宿泊施設のサステナビリティへの取り組みが一目でわかるアイコンを公開


 旅行予約サービス「楽天トラベル」は11月9日、楽天グループが推進する環境・社会・経済に配慮した持続可能な社会を目指すことを目的とした「Go Green Together」プロジェクトの一環として、国内の登録宿泊施設におけるサステナビリティへの取り組み内容を紹介する「サステナビリティアイコン」を新たに公開した。

 ユーザーは、旅行予約の際にこれらの情報を確認することで、各宿泊施設のサステナビリティへの取り組みを理解し、それぞれの旅行スタイルに適した宿泊施設を選ぶことができるようになります。また、サステナビリティへの取り組みにおいて一定の基準を満たす宿泊施設に付与する「サステナブルトラベルバッジ」についても、順次公開を予定しています。

宿泊施設ページの「サステナビリティアイコン」掲載例宿泊施設ページの「サステナビリティアイコン」掲載例

 「楽天トラベル」が昨年に行った意識調査(注1)によると、旅行先や宿泊先におけるサステナビリティの課題に対して、7割以上が何らかの問題意識を感じていることがわかりました。一方で、旅行や観光をする前に、「宿泊施設や観光地のサステナビリティ活動への取り組み」について、情報が十分に得られていないとの回答は65.4%と、半数以上に上り、旅行をする際に参考となる情報が不足している状況が明らかとなりました。こうした状況を受けて、「楽天トラベル」は宿泊施設と協力し、「サステナビリティアイコン」の公開を始めました。

 宿泊施設のサステナビリティへの取り組み内容を紹介する「サステナビリティアイコン」は、「廃棄物」「水資源」「エネルギー」「自然環境」「食」「伝統/歴史」「多様性」「地域貢献」の8つのカテゴリに分かれています。旅行者は、宿泊施設がどのような分野でサステナビリティに取り組んでいるのかを一目で見ることが可能になります。サステナビリティへの取り組みが一定の基準を満たしている宿泊施設に付与する「サステナブルトラベルバッジ」は、取り組み内容の度合いに応じて、星の数が2段階で表示されます。旅行者は、「サステナブルトラベルバッジ」が付与された宿を検索時に絞り込んで選ぶこともできます。

サステナビリティアイコンのカテゴリ一覧サステナビリティアイコンのカテゴリ一覧

 さらに、「楽天トラベル」では宿泊施設のサステナビリティへの取り組みを推進するための「ハンドブック」を作成し、登録宿泊施設向けに公開しています。「サステナビリティアイコン」、「サステナブルトラベルバッジ」、「ハンドブック」はいずれも、持続可能な旅行と観光のための世界基準を設定、管理しているGSTC(注2)の基準を元に「楽天トラベル」が独自に作成し、サステナブルな旅行を推進する業界団体である一般社団法人JARTAによる監修を受けています。これらの取り組みやサステナブルがコンセプトの宿情報などをまとめた特設ページ「楽天トラベルと始める 旅行×サステナビリティ」も公開しています。

「楽天トラベルと始める 旅行×サステナビリティ」: https://travel.rakuten.co.jp/special/sustainability/

 「楽天トラベル」は、今後もより多くの宿泊施設に「サステナビリティアイコン」と「サステナブルトラベルバッジ」を掲載できるよう働きかけていくとともに、「ハンドブック」を通じて、サステナブルな旅行を宿泊施設と共同で推進し、観光地や宿泊施設の持続的な成長と発展、ならびに地球環境の保全に取り組んでまいります。

 

■一般社団法人JARTAについて
 一般社団法人 JARTA は、持続可能な観光を実践する 「責任ある旅行会社アライアンス」 です。 意識の高い旅行会社や観光関連事業者を横につなぎ、サステナブルツーリズムに関連する情報共有や学び合いを推進するとともに、グリーンキー(宿泊施設)、トラベライフ(ツアーオペレーター)、ブルーフラッグ(ビーチ/マリーナ)の各種国際認証・格付けプログラムの国内窓口の運営業務を担っております。サステナブルツーリズムの普及と啓発に取り組むことで 環境負荷を最小限に、地域の文化遺産を守り伝え、地域コミュニティに寄与する旅行商品づくりを推進し、「美しい日本を後世に残す」 ことのできる観光ビジネスが広がることを目指しております。

■楽天グループ「Go Green Together」プロジェクトについて
 楽天グループは、今年創業25周年を迎えたことを機に、安心して暮らせる社会を次の世代へとつなぐため、環境に配慮した“グリーン”な未来を呼びかける「Go Green Together」プロジェクトを始動しています。グリーンな未来の実現には、循環経済を基軸としたビジネスの主流化、消費者のグリーンフレンドリーな選択の後押しが重要と考えられます。本プロジェクトは、楽天が提供するあらゆるサービスを通じて環境問題やサステナブル消費などを考えるきっかけを創出し、環境・社会・経済に配慮した持続可能な社会を目指すことを目的としています。
特設ページ: https://corp.rakuten.co.jp/event/gogreen/

(注1)旅行・観光におけるサステナビリティへの意識調査
調査対象:「直近2年以内に宿泊旅行経験がある」かつ「自分自身で宿泊の手配をした」男女20歳~69歳 1,081名
調査期間:2021年8月
https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/howto/sustainability-survey2021
(注2)グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会。持続可能な旅行と観光のためのグローバルスタンダードであるGSTCクライテリア(基準)を設定、管理している国際非営利団体。

 
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