湯西川温泉(栃木県)の旅館5軒の「ISO14001」認証のグループ取得がこのほど決まった。ISO14001は環境マネジメントシステムの国際規格で、策定した環境方針などに基づいて廃棄物の減量やエネルギー使用量の削減などを実施する。温泉地がグループで認証を取得する事例は、東日本では初めてという。今月25日に認証式典を行う。
認証を取得したのは、本家伴久萬久旅館、伴久ホテル、彩り湯かしき花と華、かめや平家の庄、湯西川白雲の宿山城屋。
本家伴久萬久旅館の宮本秀男支配人は「5軒共同の企画などを検討し、環境対策への配慮を地域や旅館のブランドづくりに結び付けたい」と語る。
湯西川温泉の5軒は、JTB協定旅館ホテル連盟の取得支援事業の適用を受けた。06年7月には、滋賀・琵琶湖地区の7軒、丹後・天橋立地区11軒が、同様の支援を受けてISO14001をグループ取得している。