第1回瀬戸内・松山ツーリズム観光商品説明会が10月22日、大阪市北区の大阪弥生会館で開催された。愛媛県松山市と広島県広島市の共催。JR四国が協力した。瀬戸内海沿岸の魅力を掘り起こし新しい観光を創造する瀬戸内・松山構想を軸として、観光情報などを発信した。
瀬戸内海を売り出そうと、瀬戸内・松山ツーリズム推進会議が今年6月に発足した。松山市の働きかけで、広島県の広島市、呉市、廿日市市、石崎汽船、瀬戸内海汽船、JR西日本、JR四国が連携した。
説明会で瀬戸内・松山ツーリズム推進会議の一色昭造会長(石崎汽船社長)があいさつに立ち、「山陽新幹線と船、JR四国の特急列車などをリンクさせて観光を推進するのが目玉。協力して瀬戸内・松山構想を実現したい」と話した。
プレゼンテーションでは、松山市の野志克仁市長が今後の商品展開について説明。2014年が瀬戸内海国立公園の指定80周年、道後温泉本館の建設120周年、四国八十八ヶ所霊場の開創1200年の記念の年であることや、「瀬戸内・松山」構想の概要などを紹介した。
広島からは、来年7〜9月に行われる広島デスティネーションキャンペーンの取り組みについて広島市経済観光局観光政策部の田村直也・観光企画担当課長が説明。来年4月からの第26回全国菓子大博覧会・広島については、博覧会の細川幹夫・広報・誘客担当部長が概要を説明した。
あいさつする野志克仁松山市長