東武トラベル協定旅館連盟(市川捷次会長、680会員)は2月23日、2012年度第1回正副会長会・役員総会を東京都墨田区の東武ホテルレバント東京で開催した。12年度事業では、業務推進委員会の活動を柱として、東京スカイツリーとの連携や東武トラベルの寺院ポータルサイト「てら旅美人」への協力などを強化し、東武トラベルの宿泊券増売を支援する。
冒頭のあいさつで市川会長は「昨年は未曾有の大災害、風評被害、相次ぐキャンセルなどいろいろと大変な思いをした年だった。旅館業界は厳しい経済環境が続き、今年も大変な年となりそうだが、役員が一丸となって盛り立てていかなければいけない」と会員の士気を高めた。
一方、連盟名誉会長でもある東武トラベルの坂巻伸昭社長は「会社と連盟会員の事業がお互いにウィン・ウィンとなる仕組みを考え実行することが大切だ。これからも連盟の皆さまの声を聞き、動いていく」と述べた。
業務推進委員会の活動では、5月に開業する東京スカイツリーを最大限に利用し、協定運輸機関・観光施設との連携も図り、個人・グループ客やインバウンド客の販売に協力する。東武トラベルホームページでの旅連ページの内容を充実させるほか、てら旅美人の商品化も推進していく。
また、12年度の宿泊券増売・企画商品コンテストは、東京スカイツリーが開業する関東地域を対象とした。これまで香港、韓国で行ってきた海外研修旅行、インバウンド商談会は、9月頃に台湾で実施する計画だ。
来年度の総会を2月21日に東武ホテルレバント東京で開催することも決めた。