東武トップツアーズは1日、2021年度新入社員 辞令交付式を開催した。
東武トップツアーズ株式会社(本社:東京都墨田区、社長:坂巻伸昭)は本日、82名の新入社員を迎え、徹底した感染防止対策のもと、対面での辞令交付式を千葉県成田市内の2箇所に分かれて執り行いました。
坂巻社長からの訓示内容は次のとおりです。
「入社おめでとうございます。入社にあたり、新型コロナウイルスの感染拡大により旅行業はどうなるのかと不安に思った方もいるのではないでしょうか。従来と同じことをやっていては立ち行かなくなることは、コロナがあったからではありません。人工知能(AI)やITの進歩により、リアルエージェントとして何をしなければならないのかという課題は以前から存在しており、変革を求めるタイミングが少し早まっただけなのです。
当社は、3月1日に全社員を対象として会社について考える「THINKING DAY」という取り組みを行いました。例年ならこの時期に全国の事業所長を集め今後の方針について話す場だったのですが、今年はオンラインで一人ひとりが主体となり全員が考えるイベントとしました。皆さんも初めて仕事に取り組む中で「分からない」で済ませることはせず、しっかりと仕事を覚え、基礎をつくり、考えるようにしてもらいたいと思います。
ノーマルからニューノーマルへと変化している状況は、皆さんにとって大きなチャンスです。従来のしがらみに捉われることなく、皆さん自身の考えや思いを伝えてもらうことにより、皆さんによって大きく変わっていくチャンスがあるのです。そのような状況を踏まえ、私から皆さんに3点お願いがあります。
1つ目は、「当たり前の概念を捨てる」ということです。ノーマルではなくなった今、どうしたら物事を達成できるかについて興味をもって考えるようにしてください。
2つ目は、「時間の概念をしっかりと持つ」ということです。学生のときとは異なり、社会人になると時間にゆとりが無くなります。今日できることを可能な限り行うように意識してください。
3つ目は、どんな小さなことでもよいので、目標を持つようにしてください。身近なことでもかまわないので、自分は何がしたいのかを常に考え、目標や夢を持って取り組むようにしてください。
今掲げた3つのお願いは、周囲に流される人間になってほしくない、という思いから来ています。旅行は人が主人公です。そして当社は人を中心に考えています。従業員をはじめ、お客さま、宿泊施設や運輸機関などのパートナーの皆さまと関わっていく中で自分がどうしたいのかをしっかり考えるようにしてください。
私たちは、従業員にとって良い会社であるグッドカンパニーを目指し、皆さんと一緒につくっていきたいと考えています。そのためには自分をしっかりもって取り組んでほしいと期待しています。今日がその第一歩です。よろしくお願いします。」
新入社員は、辞令を一人ひとり受け取った後、新入社員研修を受け、4月中旬までに各々の配属先へ出社となります。なお、当社は引き続き、2022年度も新入社員の採用を予定しています。