東北6県が都内の駅で物産市、味覚と観光PR


各県が趣向を凝らした演出を行った

各県が趣向を凝らした演出を行った

 東北6県の物産市が東京都内の主要6駅で8〜10日に開催された。東日本大震災からの復興に向け、東北の味覚とその安全性を訴求するとともに、観光情報を発信して誘客を図るのが目的。各駅の特設会場では、夏祭りを実演したり観光キャラクターを登場させたりして人目を引き、「東北の元気」をアピールした。

 東京駅での福島の物産市では8日、JTB協定旅館ホテル連盟福島支部の女将2人も応援にかけつけた。いわき湯本温泉・新つた女将の若松佐代子さんは「風評被害を払拭するため、福島は元気でやっていることを知らせたい」と話した。

 福島県では、「来る人も、迎える人もハッピーに」を合い言葉に観光PR活動の「ふくしまハッピーデザイン」プロジェクトを7日に始動。その観光PR部隊「ふくしまHAPPY隊」の14人も、そろいの赤いはっぴを着て、チラシなどを熱心に配布した。

 「福島の『福』は幸福の『福』とアピールして、福島の新しい魅力を伝えたい」と福島県観光交流局観光交流課副主査の大波秀和氏。

 岩手県では、品川駅構内で「いわておかみ会」の大澤幸子会長(岩手湯本温泉・ホテル対滝閣)ら旅館女将4人が、県の職員やJR東日本の担当者とともにパンフレットなどを配布した。世界遺産への登録が決まった平泉もアピール。南部せんべいなどの特産品の販売も行った。

 「みちのく観光物産市」は、東北観光推進機構が主催し、各県などが実施。このほか宮城県が池袋駅、山形県が新宿駅、秋田県が上野駅、青森県が秋葉原駅で物産市を開催。3カ所以上を回ると抽選で東北の特産品が当たるスタンプラリーも行った。

各県が趣向を凝らした演出を行った
各県が趣向を凝らした演出を行った
 
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