東北観光推進機構(会長・小縣方樹JR東日本副会長)は6月27日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で第4期フェニックス塾入塾式を開いた。東北観光のスペシャリストを育成する塾で、今期は地方自治体、金融機関、旅行業者、旅館・ホテル業界などから40人が入塾した。
小縣会長は「塾は将来の東北観光を担う人材の育成が目的だ」とあいさつ。「観光で東北の魅力を世界に発信」と題した講演も行い、「戦略的なプロモーションと、効果的な情報発信の施策を学んでもらいたい。観光の基本は『交流促進、広域連携、産業連携』の構築にある」と述べた。
同機構の紺野純一専務理事は、機構の取り組みと東北観光の現状を説明。「観光業で重要なのは笑顔。楽しくやっていこう」と塾生に呼び掛けた。
塾生代表の阿部克也氏(秋田犬ツーリズム)には小縣会長から入塾証が授与された。
フェニックス塾は、地域における観光振興策を企画、立案する構想力と、それらの実践力を育成する塾で、2016年度から1期生39人、2期生34人、3期生38人と、これまで111人の塾生を輩出。それぞれが東北各地で活躍している。
第4期の塾は来年3月の修了式まで、東北各地と新潟市、函館市などで計8回の開講を予定している。
小縣会長(前列左から6番目)と塾生による記念撮影