東北観光推進機構は同機構運営の東北地方の観光ポータルサイトを一新し、1日から日本語版と海外4言語版からオープンした。東北の観光情報を機能的、魅力的に整理して掲載したほか、東北の旅館・ホテルの検索・予約機能を備えるなど、東北の観光情報の入手から旅の予約までをワンストップで行えるよう、利用者目線でリニューアル。新サイトを通して東北の観光の魅力を再発見してもらい、2度3度と来訪してもらいたい考えだ。
リニューアルしたポータルサイトの名称は「旅*東北」。4月1日に日本語版のみ先行稼働し、6月1日に英語、中国語簡体字、繁体字、韓国語についてもオープンした。
旅*東北では、広い東北をどう回ればいいのかを具体的に情報化して提案するため、ダイヤモンド・ビッグ「地球の歩き方」と連携し温泉や歴史など6つのテーマごとのモデルコース「2泊3日で回る東北観光モデルコース」を提案するほか、各県の観光スポット情報も紹介。特に食情報については、口コミサイト「食べログ」と連携して、各地の飲食店情報などを提供する。またコンテンツ管理システムを導入することで、スポット情報の更新などを同機構が素早く行えるようにした。
各種交通機関の予約サイトへのリンクを充実させた上、宿泊施設比較&検索サービス「旅くら」、訪日外客向け多言語宿泊予約サービス「JAPANiCAN」を搭載し、国内客、訪日客双方の宿泊予約需要にも対応。「サイト閲覧者に実際に東北に来てもらうための仕組みを整えた」と同機構。
ページ上部に配した旅*東北のロゴは、緑豊かな東北をイメージ。「旅」「東北」の文字の間のマークは、新潟を含む東北7県をイメージさせる7枚の花びらを持つサクラソウ科の植物「陸奥小桜(みちのくこざくら)」を基にしている。
同機構では今年2期目を迎える中期計画の中で12年度のサイト利用目標を100万ページビューとしている。今回のリニューアルで東北観光の魅力発信のポータルサイトとしての機能を強化し、利用拡大と東北への観光客の増加を目指す。
新サイトのトップ画面