東北観光推進機構(松木茂会長)は17日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で「第5期フェニックス塾入塾式」を開いた=写真。東北各県と新潟県の観光スペシャリストを育成する塾で、今期は自治体職員、金融機関、旅行・旅館・ホテルなどの観光業界の実務担当者ら37人が入塾した。
入塾式では今年6月から新会長に就任した松木会長があいさつ。「新型コロナ禍からの感染防止を踏まえながら、観光と経済の両立する取り組みが大切。当機構は、オール東北で各県の枠組みを超えた新しい観光需要を創っていく大きな転機にさしかかっている」と訴えた。
また、同機構の紺野純一専務理事が「東北観光推進機構の取り組み」と題し講演。東北の観光の現状と課題を説明した。
同塾は広域連携を担う人材育成のため、実務、業種を越え地域における観光の振興策と企画、立案する想像力と実践力を育成する塾で、これまで149人の塾生を輩出、東北各地で活躍している。21年4月までに全8回のプログラムを実施するため東北各地で開催する。
すでに同機構では「東北・新潟応援!絆キャンペーン~旅を楽しもう~」を7月から実施。9月7日には東北・新潟各県知事、仙台、新潟市長らが共同メッセージを発出し、旅行の機運を醸成している。