東北観光推進機構(会長=幕田圭一・東北経済連合会会長)は16日、首都圏のJR線の一部車両を使った東北のPRを始めた。温泉や桜をテーマにしたポスターなどで車内広告を埋め尽くすことで、首都圏のJR利用者に東北への旅行機運を高めてもらいたい考えだ。
JR東日本の協力で実現した。京浜東北線、中央総武線各駅停車、埼京線の各1編成10両を利用。「窓上」「中吊り」「ドア横」の各広告スペースに、東北6県と新潟県の温泉地と桜にかかわる景勝地を紹介するポスターを掲出し、「東北温泉&桜トレイン号」として運行してもらう。運行期間は2週間。
中吊り広告など車内広告すべてを利用した東北の広域観光のPR活動は初めての試み。同機構では、「PRトレインが東北旅行のきっかけづくりになれば」と期待する。
同機構では昨年6月に首都圏JR線の一部電車にラッピング広告の掲出を実施。今年も6月に同様のラッピング電車の実施を予定している。
桜の広告で埋め尽くされた車内