観光庁は、東日本大震災からの復興が進み、旅行者の受け入れ態勢が整いつつある太平洋沿岸エリアを中心とした東北への送客強化を目的に、モニターツアーの実施を支援する。7月31日、支援案件の募集を開始した。40件程度を採択して補助金を交付する。
モニターツアーを募集する事業名は「東北地域への送客強化による交流拡大事業」。
モニターツアーは募集型企画旅行であることが要件で、応募・実施者は旅行業者。採択の基準は、(1)東北の太平洋沿岸エリアの交流人口を増やす内容であること(2)多様な地域資源を活用した、地域活性化による復興に資するツアーであること(3)震災の記憶の風化防止の工夫がされていること。
支援の対象となるのは、モニターツアーの企画、広報、催行、報告書作成にかかる経費。1件当たりの支援額は、上限が原則60万円などの条件があり、申請内容によって金額を決定する。
応募は10月17日までだが、採択予定数、予算額に達した場合には途中で締め切る。11月初旬までに毎月1、2回程度、順次採択を行う予定。
指定の書式で応募。応募については、事業の事務局、JTBコーポレートセールスTEL03(6737)9275、tohokukakudai-desk@bwt.jtb.co.jpまで。