
東日本大震災を踏まえ、東北6県の旅館女将や観光親善大使、東北観光推進機構などの関係者が5月25日、大畠章宏国土交通相、観光庁の溝畑宏長官を国交省に訪問し、東北の観光をアピールするとともに、観光復興に対する支援を求めた=写真。
被災地を除く観光地は平常通りだが、風評被害や自粛を受けて東北の観光は大きな影響を受けている。旅館女将ら11人、観光親善大使ら6人は、夏祭りなどの東北の魅力、旅行の安全性などをそれぞれに訴えた。
代表してあいさつした山形県・上山温泉、日本の宿古窯の女将、佐藤洋詩恵さんは「被災者の方々のことを考えると、風評被害ぐらいで嘆くわけにはいかないが、ぜひ東北にお越しいただきたいと考えている。私たちはウエルカムな気持ちでお待ちしている」と話した。
大畠国交相は「国内外に正しい情報を発信し、旅館・ホテルや観光地が以前のようににぎわうようにしたい。この困難を何としても乗り越えていこう」とこたえた。
古窯の佐藤さんのほか、旅館女将や観光親善大使の訪問参加者は次の通り(敬称略)。
青森県=ホテルアップルランド南田温泉・葛西恵子、深浦観光ホテル・森山淳子、あおもり紀行キャンペーンスタッフ・生田啓后▽岩手県=ホテル対滝閣・大澤幸子、松川温泉松川荘・平栗カヨ子、八幡平市観光キャンペーンレディ・宮野奈津美▽秋田県=妙の湯・佐藤京子、秋田観光レディ・宮堀美沙▽宮城県=ホテル松島大観荘・磯田悠子、旅館かつらや・四竃明子、せんだい・杜の都親善大使・小野寺みなみ▽山形県=滝の湯・山口隆子、新庄まつりPRスタッフ・大泉菜々恵▽福島県=吉川屋・畠ひで子、華の湯・片桐栄子、会津キャンペーンクルー・斎藤麻衣
