地域に新たな「受け皿」生まれる
――連携協定後、できるようになったことを伺いたい。
(1)観光施策の企画立案段階(例えば、旅行代理店向けのFAM、ユニバーサルツーリズム、舟運観光活性化など)から、旅行会社の視点や知見を盛り込めた。
(2)民間企業のリソースを活用することで、行政単独ではできないような1歩も2歩も踏み込んだ大胆な事業者支援や観光振興が行えるようになった。
(3)ツアー造成の過程で、宿泊、体験、飲食などの域内観光事業者のリアルなニーズを把握できるようになった。
(4)クラブツーリズム並びに同社と協力関係にある企業のリソースやコンテンツを活用した観光プロモーションが可能となった(例えば、テレビ東京の番組「ハーフタイムツアーズ」を活用した観光資源のPR)。
(5)「吉原の街歩きツアー」「職人撮影ツアー」など旅行商品を通じて、地域にさまざまな「受け皿」が生まれ、来訪者一人一人のニーズに対応した、きめ細やかな観光サービスの提供が可能になった。
(6)ツアー商品の造成で区内事業者が自社の有する「新たな魅力」に気付くことで、自走の後押しが可能になった。
クラブツーリズムと台東区が「観光分野における連携協定」締結(2021年11月1日)