東京乗用旅客自動車協会(東旅協)は5日、「東京観光タクシー認定ドライバー」の認定証授与式と観光タクシーの出発式をJR有楽町駅前で行った。
100人の第1回認定ドライバーを代表して日本交通の守谷優子乗務員と日本交通グループすばる交通の桜井正乗務員の2人が登壇。川鍋一朗東旅協副会長から認定証を受け取った。
東旅協は、東京観光振興の一環として、観光にかかわる有識者、行政、団体、タクシー業界などで構成する「東京観光タクシー推進協議会(座長=安島博幸・立教大学観光学部教授)」を設置、「東京観光タクシードライバー認定制度」を創設した。認定ドライバーになるには、(1)東京シティガイド検定に合格(2)ユニバーサルドライバー研修を修了またはケア輸送士資格を取得(3)東京観光タクシードライバー認定研修を修了──する必要がある。
都内のタクシードライバーは7万人。これに対して第1回認定ドライバーは100人。また7千人のドライバーを擁する日本交通グループでも11人とまだ全体の0.2%未満だ。
東旅協は「認定ドライバーの従事するタクシー会社が、それぞれ新たな観光商品を開発、販売していく」と話し、同制度の普及、拡大を目指す考えだ。
第1回認定ドライバーの守谷さん