地図帳「ミリオンマップ」などを出版する東京地図出版(東京都千代田区)は、インバウンド関連のメディアビジネスに参入する。1月31日に外国人向けフリーペーパー「Japan−i(ジャパン・アイ)」を創刊。2月1日にはウェブサイト「Japan−i(ジャパン・アイ)」を開設する。
フリーペーパーは英語と中国語簡体字で、それぞれ9万部を毎月末に発行する。体裁はタブロイド判、オールカラーの16ページ。観光案内所、公共交通機関、宿泊施設、百貨店、各国大使館、航空会社、旅行会社、レストランなど首都圏約900カ所で配布する。想定読者層は、訪日外国人、日本在住の外国人ビジネスパーソン、留学生など。
ウェブサイトは、英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語の4言語。日本の観光情報を日本に興味を持っている外国人、訪日旅行を計画中の外国人、日本在住の外国人、留学生などに向けて発信する。
同サイトの総ページ数は約7800ページ。毎月100本以上の新着情報を追加する予定だ。
今回のインバウンド関連ビジネスへの参入は、中国の大手旅行ポータルサイト「趣途.com」と、韓国の大手出版社「時空社」の2社との業務提携で実現した。
フリーペーパーとウェブサイトに掲載する情報の取材はすべて外国人記者が担当。日本の観光案内、文化芸術、ファッション情報などを「外国人目線」(同社)で伝えていく。