世界で最も高い自立式電波塔として国内外で注目を集める東京スカイツリーと、隣接する商業施設「東京ソラマチ」などからなる東京スカイツリータウンが22日開業した。初日のスカイツリータウンへの入場者は、20万人の予想のところ、約21万人9千人、スカイツリーの入場者は9千人。雨天にもかかわらず、多くの人が買い物などを楽しんだ。
スカイツリーの出発ゲート前で行われた、東京スカイツリー開場式には、鈴木道明・東武タワースカイツリー社長、根津嘉澄・東武鉄道社長のほか、地元から山﨑昇・墨田区長、同区出身で、墨田区名誉区民でもある王貞治・福岡ソフトバンクホークス会長らが出席。
あいさつした鈴木社長は、「今日からスカイツリーの歴史が始まる。スカイツリーで国内外の皆さんにものづくりや人情などの墨田の魅力、新しい日本の魅力を体感してもらいたい。われわれもスカイツリーが名前の通り、天空に向かって成長する大樹となるよう、努力していく」と語った。
式典には、タワーの名称を決める投票で「東京スカイツリー」に投票した人の中から「東京スカイツリー名づけ親賞」に選ばれた、中澤歩さんも出席。鈴木社長が来塔1番目の認定証を贈呈したほか、公式キャラクターのソラカラちゃんが花束を贈った。