北海道内で3ホテルを運営する札幌国際観光(桶川昌幸社長)は1日、函館市のJR函館駅近くに新ホテル「センチュリーマリーナ函館」をオープンした。
規模は地上15階建て286室(定員587人)で、敷地内から湧出する温泉を利用した露天風呂やユニバーサルデザインのフロアを設け、ペット可の部屋などもつくった。
場所は函館朝市に隣接するベイ地区で、赤レンガ倉庫や元町教会群などの観光スポットにも近く、ゆっくり観光を楽しみくつろいでもらうホテルとして、家族旅行客らの取り込みを目指す。
最上階には函館山や港を一望する天空露天温泉、14階に温泉大浴場とエステルームを設置。13階はロイヤルフロアで温泉付きの客室とし、11~12階はプレミアムフロア、3~10階はスタンダードフロアで、それぞれシャワールーム付きの客室。1階はペットと宿泊できる客室となっている。
2階は朝食レストランと地元産品などを販売するマルシェで、朝食レストランでは地元産の新鮮食材を使った体に優しい朝食を提供する。宿泊料金は、スタンダードフロアが1泊朝食付きで1人1万5千円から4万円(税込み)。
函館市では2016年の北海道新幹線開業を受けて宿泊施設の進出が相次いでいる。同ホテルでは立地の良さや天然温泉、こだわりの食事などをPRし、認知度を高めていきたいとしている。
センチュリーマリーナ函館(外観)