有休消化率、ワーストワンは日本


 世界最大のオンライン旅行会社エクスペディアの日本語サイト、エクスペディアジャパンはこのほど、世界20カ国の有給休暇比較調査の結果を発表した。調査結果によると最も有休消化率が高いのは、ブラジル、フランス、スペイン、イギリス、スウェーデンなどで、いずれも100%。一方消化率が最も低いのは45%の日本だった。また韓国と共に日本は、3人に1人が「自分が何日間有給支給されているのか分からない」と回答しており、同社では「休暇を取る文化がいかに根付いていないかが分かる」と指摘。

 同調査は毎年実施しているもの。今年は9月19日〜10月9日、各国の16歳以上の有職男女を対象に調査を実施。各国300サンプル以上の計7803サンプルの回答を得た。

 有休消化率がブラジルなどに次いで高いのは、93%のドイツ、カナダ、75%のイタリア、オーストラリア。

 平均有休付与日数が最も多いのはフランス、スペイン、デンマーク、ドイツの30日。以下、イギリスの28日、ノルウェー、イギリス、スウェーデンの25日と続く。最も少ないのは10日の韓国、日本は韓国に次いで少ない11日だった。

 日本人が有休を取らない理由として挙げた理由のうち最も多かったのは、「上司が協力的でない」(44%)。以下「金銭的余裕がない」(19%)、「予定の企画不足」(19%)、「周りの目が気になるから」(14%)など。

 休暇中の仕事への意識についての質問では、「有休中も仕事のことが頭から離れない」とした人が最も多かったのは日本人で20%。また休暇中に仕事関連のメールを確認するとした人の割合は87%で、フランスと並び最も多かった。

 このほか調査結果で日本の特徴として見られたのは、有休中の旅行形態。有休中にひとり旅をすると回答した人の割合は日本が最も高く11%。一方で家族旅行と回答した人の割合は32%で最も低かった。

 
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