月岡温泉の泉慶・華鳳、福島県の農家を支援

  • 2011年5月14日

バイキング会場の一角に設けた、福島県産野菜コーナー(華鳳)

バイキング会場の一角に設けた、福島県産野菜コーナー(華鳳)

 「がんばっぺ 福島」──福島第1原発事故で風評被害を受けている福島県の農家を支援しようと、月岡温泉(新潟県新発田市)の白玉の湯泉慶・華鳳は4月29日から5月4日まで、朝食バイキング会場で福島県産の野菜を宿泊客に提供した。橋本勇一常務は「悪い風評に対し、安心・安全の一石を投じたい」と力を込めた。

 この試みは農協観光とJA伊達みらい(福島県伊達市)、JAたむら(同田村市)の協力で実現した。泉慶・華鳳の両館で実施し、華鳳ではバイキング会場の一角に「福島県産野菜コーナー」を設けた。「華鳳から風評被害を吹き飛ばせ」「新潟県から元気を発信」などと書いた看板が目を引く。

 食材はイチゴ、アスパラガス、シイタケ、スナックエンドウ、キュウリで、いずれもハウス栽培され、公的検査に合格したものだ。食材の前には生産者の写真も置いた。

 同コーナーに真っ先に足を運んだのは、岐阜県からツアーで来た川瀬節子さん(58)。「放射性物質うんぬんが言われるが全く気にならない。風評被害に負けないでほしい。旅館さんがこうした試みをやるのはとても良いと思う」と笑顔で話した。この企画、宿泊客には概ね好評だったが「コーナーを避けるように、足早で歩くお客さまもいた」と言う。

 これまで中越地震と中越沖地震という二度の大きな地震を体験。「風評被害の恐ろしさを嫌と言うほど味わった」と橋本常務は当時を振り返る。それだけに被災者の苦しみは手に取るように分かる。「少しでも役に立てれば」との思いから始めた。今後も折を見て、こうした取り組みを続ける方針だ。

バイキング会場の一角に設けた、福島県産野菜コーナー(華鳳)
バイキング会場の一角に設けた、福島県産野菜コーナー(華鳳)
 
 
 
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