1978年、アメリカに端を発した航空自由化の流れは「世界の空」を大きく変えた。運賃やサービスの多様化、相次ぐ企業の合併と倒産、LCC(格安航空会社)の台頭、新興国の巨大空港出現とエアラインの急成長などだ。
遅れをとっていた「日本の空」も急速に変化している。新生JALとANAの攻防は新たなステージに入り、LCC3社は正念場を迎える。羽田の国際化、関空・伊丹の経営統合など、空港を取り巻く情勢からも目が離せない。
杉浦氏は航空アナリスト、首都大学東京客員教授。
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