
政府はこのほど、今年4月の月例経済報告を決定した。景気の基調判断は「新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和される中で、持ち直しの動きが見られる」と、4カ月ぶりに上方修正した。前月は「新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が残る中で、一部に弱さが見られる」だった。
各論では、個人消費を前月の「持ち直しに足踏み」から「持ち直しの動きが見られる」に上方修正した。旅行について、「極めて低い水準が続いている」としながらも、国内旅行は「持ち直しの動きが見られる」とした。外食も持ち直しの動きが見られるとした。
今後は感染症とともに、原材料価格の上昇などによる下振れリスクに十分注意する必要があるとしている。