帝国データバンクによると、全国ゴルフ場経営業者の昨年1年間の倒産件数は28件で、前年(48件)比41.7%減少した。02年(108件)以降、減少傾向が続き、01年以降で初の20件台となった。負債総額は3545億2800万円で、同46.9%減少。02年比では83.8%の大幅減となった。
負債額が最も大きい倒産は、東京の企業(民事再生法)の負債508億円。2000年代前半に相次いだ1千億円を超える超大型倒産がみられなくなったが、「複数のゴルフ場を経営する業者の倒産が大きく減少していることが背景にある」と帝国データバンクは指摘している。
倒産の態様別でみると、民事再生法が21件で、前年比14件減。会社更生法が4件で、前年と同数。この2つの「再建型」倒産が全体の約9割を占める。「清算型」では、破産が2件で、前年比1件減、特別清算が1件で、同5件減。