富士屋ホテル(神奈川県箱根町)は、旧御用邸「菊華荘」で日本料理の昼食の新メニュー「献上御膳」=写真=を8月21日から提供している。
菊華荘は、1895年に皇室の宮ノ下御用邸として造営された純日本建築の建物で、伝統的な書院作りにならった配置がなされ、四季折々の趣きが息づく日本庭園を有し、1997年からは登録有形文化財となっている。今回は日本料理の味を気軽に楽しめる昼食の新メニューとして献上御膳の提供を開始した。先附の「萩豆腐」、「美味出汁(だし)の山葵(わさび)」から始まり、お造りで「紅葉鯛(たい)」「戻り鰹(がつお)とあしらい一式」、焼き物で「細巻き玉子」「生麩蒲(なまふかば)焼き」、食事で「茸(きのこ)ご飯」など、大石孝料理長がその日の仕入れに合わせ、旬な食材を生かして各料理を仕上げる。「旧御用邸、菊華荘の落ち着いた雰囲気での昼食を楽しんでいただきたい」と同館。
料金は5千円で1日10食限定。問い合わせは公式ホームページhttps://www.fujiyahotel.jp/、メールアドレスshukuhaku@fujiyahotel.co.jp、TEL0460(82)2211。