日本観光旅館連盟(近兼孝休会長)は23日、東日本大震災からの復興につなげようと、「元気な日本宿泊プラン」キャンペーンをスタートさせた。会員の旅館・ホテルから集めた宿泊プランを日観連ホームページ(HP)「やど日本」に掲載。宿泊料金の一部を義援金とするプラン、被災者や復興ボランティアを対象としたプランなどを提供している。
会員から集めた宿泊プランの内容は、(1)復旧、復興に携わる企業の関係者やボランティアを支援するプラン(2)被災者を支援するプラン(3)宿泊料金の一部を義援金として寄付するプラン(4)観光を通じて被災地の復興や日本経済の活性化を応援するプラン──。スタート時は約100件のプランが掲載されている。
日観連では、「宿泊業界は、地震と原発事故による消費の自粛や風評により、国内外の旅行者が激減し、未曾有の厳しい状況にあるが、これからもホスピタリティあふれるサービスでお客さまをお待ちしていることをアピールしたい」としている。
日観連HP「やど日本」は、約3千軒の会員旅館・ホテルの情報を掲載し、直予約の機能を持つほか、各施設のHPにも誘導できるようになっている。2009年からは、ユニークな宿泊プランを集めたコーナーを設置している。