日本観光振興協会が9月23日開催した「持続可能な観光推進シンポジウム」には、ツーリズムEXPOジャパンに出展していた自治体関係者らの姿も見られた。
テーマは、「SDGs(持続可能な開発目標)を踏まえた新しい教育旅行の今後に向けて」で、主催者あいさつした久保田穣理事長は「(修学旅行生らが)現地で具体的な活動を通じて学ぶ意義は大きく、教育旅行の内容にSDGsの観点を盛り込むのは大変重要だ。若い人の糧にもなる」と述べた。
基調講演した東洋大国際観光学部の古谷秀樹教授は、教育旅行を通じて、(1)持続可能に向けた課題発見や17のゴールとの対応関係の整理は重要(2)さまざまな主体、地域の特徴を踏まえた考察が必須(3)そのために旅行による「転地学習」は相対化が促進され、深い学びが期待―との考えを示した。
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