日本観光振興協会と日本商工会議所は28日、「災禍に負けない観光経営を!」をテーマに、ユーチューブの限定配信によるセミナーを開催する。事業継続の在り方や、地域を挙げて危機管理に取り組んでいる観光地の事例などを紹介する。
両団体が6月に設立した観光危機管理・事業継続力強化研究会が主催する。28日のライブ配信、7月31日、8月1日の録画配信とも、募集人員は300人。観光協会やDMO、自治体、商工会議所などの役職員らを対象としている。
時音の宿湯主一條(宮城県鎌先温泉)の一條一平、ホテル白菊(大分県別府温泉)の西田陽一の両氏が危機・災害における宿泊施設の事業継続の取り組み例を話す。問い合わせは日観振、TEL03(6435)8332。
同協会は今後、同様のセミナーのほか、観光関連事業者向けの事業継続計画(BCP)のモデル作りやワークショップの開催などを通して、観光危機管理と事業継続強化の重要性を周知していく方針。