日本観光振興協会は15日、能登半島地震で大きな被害を受けた北陸地方を応援するキャンペーンを始めた。ウェブサイトでの情報発信や、4県知事(福井、石川、富山、新潟)からのメッセージなどを入れたポスターを作り、旅行を呼び掛ける。日観振は「観光を通じて地震からの復興を引き続き支援していく」と話している。
名称は「~その旅は、応援になる。~『行こうよ!北陸』キャンペーン」で9月末まで実施する。旅行会社や交通・運輸会社など12社が協賛し、観光庁や観光関連6団体が後援する。
キャンペーンでは、(1)復興機運醸成のための共通ロゴの作成と配布(2)ウェブサイト(ikouyo―Hokuriku.jp)での情報発信(3)ポスターやデジタルサイネージなどによる情報発信―に取り組む。
(1)については、4県の観光復興のための商品・サービスであることを周知するために、企業・団体・自治体などの法人が利用できるロゴマークを作り、(2)のウェブサイトで公開する。「ホームページに示された利用規約に同意すれば、原則として誰でもダウンロードできる」としており、活用を呼び掛けている。
ウェブサイトでは、旅行のお得な情報や各種キャンペーン情報なども発信する。
また、4県知事からの歓迎メッセージと、各地の旅行魅力を伝えるポスター・デジタルサイネージによる情報発信は3月下旬以降、実施する。
なお、協賛企業と後援団体は次の通り。
協賛企業=JTB、JR東日本、JR西日本、全日本空輸、日本航空、近畿日本ツーリスト、日本旅行、オリエンタルランド、京浜急行電鉄、西武・プリンスホテルワールドワイド、日本空港ビルデング、はとバス。
後援=観光庁、全旅連、全国旅行業協会、全日本ホテル連盟、日本ホテル協会、日本旅館協会、日本旅行業協会。